<バンコク電脳街パンティッププラザでパソコン修理> |
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さて、そんなある日・・・パソコンが不調で処理速度が異常に遅い。タスクマネジャーで調べると、 CPU使用率がずっと100%になっていて、アプリケーションを全部閉じても、いつまでも解消されない。
冷却ファンが動かず、CPUが過熱しパフォーマンスが落ちるという事くらいは、PCの知識に乏しい俺にも推測できた。
(これってヤバイ・・・?)と思い、自分でバラして見ると、やはりファンが動いてない。
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しかし、俺はデスクトップを分解して加工した事はあっても、ノートパソコンは初めてだったし、自力で修理は苦戦しそうだ。
接着のノウハウも知らないし、雌の六角レンチやピンセットも買ってこなければならない。
俺の友人にも、メモリーを抜かれた挙句、故障は直らなかったという悲惨な奴がいる。 しかし、俺が日本に帰国するのはまだ先の話だし、日本だとメーカー修理になる可能性大。 2万円はいいとしても、ノートPCをわざわざ修理のために日本まで持ち運ぶのが面倒臭い。 それに、メーカー修理は2週間程度かかるだろう。 余裕を見て3週間ほど日本に滞在する必要があるが、日本に2〜3週間も居るのは苦痛だ。
「もう悩んでいる場合ではない!バンコクで修理に出そう!」と思った。 日本より安くて速いはずだし、運送しないので2次災害も防げる。
たった2時間なら、目の前でやってもらえばいいので決心した。 尚、アチコチ見て回ったところ、新品ファンの汎用部品の値段は40バーツくらいから。
訊いて回ったのは3階だったので、数日後に再び行ってみたが、場所が思い出せない。 ウロウロしていると、愛想いいオッサンが声をかけて来たので そこに頼む事にした。 「ウチは部品交換はしないよ。修理だけね!」 と言われたが、 対応する新品部品を探すのも時間がかかる事だし、とりあえず修理で十分だろう。
ノートパソコンの分解方法は基本的には同じなんだろうが、 メーカーやモデルによって少しづつ違うので、画面を外す所までは自分でやる方が早いし安全だ。
メモリー抜くなんて事はないだろう、という計算もある。*と言っても、俺にはPCの知識はほとんど無いが で、 電源ONしてもピクッとしか動かないのを見せると、店員がファンを外してどこかへ持って行った。 数十分で戻って来て、ファンの一部品を指して「この部品はダメだ。モディファイするよ」と言う。 モディファイとは「変更」とか「修正」という意味の英語だが、他のパーツを加工して流用するという意味と俺は理解した。
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モディファイをOKすると、店員は早速、カバーに合うように加工を始めた。 プロにとっては簡単な作業だろうが、傍から見てる限り、時間もかかっているし面倒臭そうだ。 「これじゃ、やっぱ500だな。300は無理だね・・・」 と、店員とマネジャーらしき男とが奥で話すのが聞こえた。
冷却ファンのカバーに流用部品を取付加工し、それをPCに取り付けて作動するか確認。OK!
が、わずかな違いなので、これは大丈夫だろう。
数年前と同じく、うるさいくらいにファンが回っている。 これで、あと5年くらい使えるかな〜
バンコクだと流用部品の一部交換とはいえ500バーツ≒1400円弱だから、 (日本で修理しようかな・・・でも、データ見られたら嫌だな〜) なんて悩んでたのがバカらしくなる。 車やバイクと同じで、壊れた所を修理して直せば、 更に愛着が湧いてきて、これからも大事に使おうと思うようになる。 というワケだから、パソコンが壊れたらパンチッププラザで修理しましょう! 2010年10月 |
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