バンコク電脳街パンティッププラザでパソコン修理

 

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バンコクで株・FX・先物などの投資で生活していて最も困るのは、

突然パソコンが使えなくなった時だ。

ネットが繋がらないのも困るが、その場合は最悪でも

WIFI が使えるカフェなどに行けば何とかなる。

しかし、パソコンが壊れるのはマズイ。

メールチェック程度ならインターネット屋の端末を使ってもいいが、

ネット屋のパソコンに証券会社のパスワードを入力するのは不安がある。
ネット屋のパソコンはウィルスだらけと考えて間違いない。

オートコンプリート設定だけではネットカフェのPCは恐くて使えない

さて、そんなある日・・・パソコンが不調で処理速度が異常に遅い。タスクマネジャーで調べると、

CPU使用率がずっと100%になっていて、アプリケーションを全部閉じても、いつまでも解消されない。
というか、全部閉じるだけでも数分かかるくらい遅かった。


そういえば・・・と思い出したのだが、昔は「ゴーッ!」と唸っていたファンの音が聞こえない。

冷却ファンが動かず、CPUが過熱しパフォーマンスが落ちるという事くらいは、PCの知識に乏しい俺にも推測できた。


パソコンの下部カバーを触ると、かなり熱い。裏側のインターフェース端子には、触れないくらい熱くなっている物もある。

(これってヤバイ・・・?)と思い、自分でバラして見ると、やはりファンが動いてない。

ファンの羽根には
ホコリがビッシリ付いていた。

フタを開けた状態で電源ONにしても、
ファンの羽根は一瞬ピクッと動くだけで、
その後は微動だにしない。

何度繰り返しても同じだった。

何度やってもピクッと動くって事は、
電気は通ってるって事なので、
分解掃除と注油で直るはず。

しかし、俺はデスクトップを分解して加工した事はあっても、ノートパソコンは初めてだったし、自力で修理は苦戦しそうだ。


接着で取り付けられている部品もあるので、専用ボンドも買う必要があるし、

接着のノウハウも知らないし、雌の六角レンチやピンセットも買ってこなければならない。


かといって、バンコクでパソコン修理で預けると、メモリー等を抜かれるというのはよく聞く話だ。

俺の友人にも、メモリーを抜かれた挙句、故障は直らなかったという悲惨な奴がいる。
PCの知識がないと、メモリーを抜かれた事に気付かなかったりする

しかし、俺が日本に帰国するのはまだ先の話だし、日本だとメーカー修理になる可能性大。
その場合、費用は2万円くらいになると予想される。

2万円はいいとしても、ノートPCをわざわざ修理のために日本まで持ち運ぶのが面倒臭い。

それに、メーカー修理は2週間程度かかるだろう。

余裕を見て3週間ほど日本に滞在する必要があるが、日本に2〜3週間も居るのは苦痛だ。


どうしようか数日間考えていたが、最期には、勝手に電源が落ちるという症状まで出始めた。
オーバーヒートの際に自動的に電源オフしてCPUを保護する機能なのだろう。

「もう悩んでいる場合ではない!バンコクで修理に出そう!」と思った。

日本より安くて速いはずだし、運送しないので2次災害も防げる。


有名なバンコクのアキバ:電脳大廈「パンティッププラザ」へ下見に行くと、どの修理屋も、ファンの交換なら約2時間でOKという。

たった2時間なら、目の前でやってもらえばいいので決心した。
交換や修理だけなら2時間もかからないはずだが

尚、アチコチ見て回ったところ、新品ファンの汎用部品の値段は40バーツくらいから。


<数日後>

訊いて回ったのは3階だったので、数日後に再び行ってみたが、場所が思い出せない。

ウロウロしていると、愛想いいオッサンが声をかけて来たので そこに頼む事にした。

「ウチは部品交換はしないよ。修理だけね!」 と言われたが、

対応する新品部品を探すのも時間がかかる事だし、とりあえず修理で十分だろう。


症状を説明し、費用を訊くと、「500バーツくらい。詳しくは見てからだね」と言うので、まず、俺自身でバラして見せた。

ノートパソコンの分解方法は基本的には同じなんだろうが、

メーカーやモデルによって少しづつ違うので、画面を外す所までは自分でやる方が早いし安全だ。


また、自分でバラせるところを見せれば、 ある程度の知識があると思ってくれるので、

メモリー抜くなんて事はないだろう、という計算もある。と言っても、俺にはPCの知識はほとんど無いが

で、

電源ONしてもピクッとしか動かないのを見せると、店員がファンを外してどこかへ持って行った。

数十分で戻って来て、ファンの一部品を指して「この部品はダメだ。モディファイするよ」と言う。

モディファイとは「変更」とか「修正」という意味の英語だが、他のパーツを加工して流用するという意味と俺は理解した。

店員が持って来た古い部品を見ると、
洗浄か取り外しの際に羽根を一枚折ってしまっていた。

ブツは油で洗ったようで、 ベトベトしている。

で、店員が言うには、
古くなって動きが重くなっている。

(磨耗しすぎか何かで 摩擦が生じているのだと思う)

比較すると、
店員が持って来たモディファイ用のパーツは確かに動きが軽い。

モディファイをOKすると、店員は早速、カバーに合うように加工を始めた。

プロにとっては簡単な作業だろうが、傍から見てる限り、時間もかかっているし面倒臭そうだ。

「これじゃ、やっぱ500だな。300は無理だね・・・」 と、店員とマネジャーらしき男とが奥で話すのが聞こえた。


店が忙しいのもあって、結局、約3時間で修理完了。

冷却ファンのカバーに流用部品を取付加工し、それをPCに取り付けて作動するか確認。OK!


ちなみに、元々ついていた純正部品にくらべ、流用部品は羽根の幅が若干ながら細い。

が、わずかな違いなので、これは大丈夫だろう。


取り付け完了し、組み立て直して起動したが、問題なく動く。

数年前と同じく、うるさいくらいにファンが回っている。

これで、あと5年くらい使えるかな〜


日本で修理すれば、新品の部品に交換で約2万円のところ、

バンコクだと流用部品の一部交換とはいえ500バーツ≒1400円弱だから、

(日本で修理しようかな・・・でも、データ見られたら嫌だな〜) なんて悩んでたのがバカらしくなる。

車やバイクと同じで、壊れた所を修理して直せば、

更に愛着が湧いてきて、これからも大事に使おうと思うようになる。

というワケだから、パソコンが壊れたらパンチッププラザで修理しましょう!

2010年10月

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